接着治療

    接着歯学とは

    接着治療

    接着歯学とは、人工物である歯科材料を患者さんの歯に強力にくっつけ、接着する方法、またその技術を用いたむし歯予防や歯科治療の方法を研究する学問です。

    接着歯学は20世紀後半から目まぐるしい発展を遂げ、次々と新しい材料や技術が開発されており、補綴物と歯の一体化はもちろんのこと、従来の歯科医療では残せなかった歯や神経の保存を可能することもケースによっては可能なりました。

    一方で、こういった接着技術は術者の技量に依存している部分もまだまだ大きく、患者さんにこの技術の進化による恩恵を届け切れていない現状も残念ながらあります。

    当院では、こういった最新の接着技術を日々の診療に取り入れながら、日本接着歯科学の理事として接着歯学技術の普及のための活動も行っており、より多くの方がより良い歯科治療を受けることができるよう尽力しております。

     

    ご存じですか?「接着」と「合着」の違いについて

    歯科において「接着」というと、虫歯になって削った歯の部分に、詰め物や被せ物をくっつける処置を思い浮かべる方は多いと思います。
    ですが、皆さんが思い浮かべている「接着」のほとんどは、接着ではなく「合着」であるケースが大部分を占めているのではないかと思います。
    接着と合着の違いは、化学的な結合かどうかという点で、接着の方が科学的な結合で、より強い結合力でくっついています。

    接着とは

    接着される素材と接着剤が、科学的な結合(分子的結合力)にとって吸着する化学的な方法です。
    歯と補綴物が科学的な力によって結合され一体化していますので、隙間から細菌が入りにくくなっています。
    また、接着は補綴物と一体化して強度を補う特性も持っています。例えば、セラミックなどの割れやすい素材であっても接着剤の接着力によってその強度を補い、割れにくい状態にすることができます。

    合着とは

    接着される素材の凸凹の部分に接着剤が入り込んで硬化し、離れなくなる機械的な方法です。
    合着の場合、その摩擦力ではまっているだけだけなので歯と一体化しているわけではなく、時間が経ってセメントが劣化し溶けてくると、隙間ができて接着力は失われてしまいます。
    まや、その隙間から細菌が浸入し、2次カリエスを発症させるリスクもあります。

    歯科治療でよく使われる「歯科用セメント」は、実はおおきく2種類に分類されており、歯と補綴物を接着する「接着セメント」、歯と補綴物を合着する「合着セメント」があります。
    接着セメントは合着セメントに比べ非常に高価ですので、通常の保険治療では使うのが難しい現状もありますが、詰め物やかぶせ物の下の虫歯を防ぐには、しっかりとした型どりと精密な技工に加え、接着剤でしっかりと接着してあげることが大切です。

     

    さまざまな治療に応用されます

    接着治療

    接着剤の使用は、詰め物や被せ物を歯に付けるだけではありません。
    歯の形を整える修復治療や、ラミネートベニアなどの審美修復、神経の保存、破折した歯の救済、一度抜歯した歯の再移植など、多岐にわたります。
    詳しくは、各治療ページをご確認ください。

    →2次カリエスを防ぐ、予防的な補綴修復治療
    →歯髄保存療法
    →歯根破折歯の救済

     

    日本接着歯学会 専門医・指導医の院長

    当院院長は、日本接着歯学会の専門医と指導医の資格を有しております。
    専門医・指導医の資格は、接着歯学に関する最新の専門的知識と臨床技能及び医療人としての取り組みを有する歯科医師のみ与えられる称号で、それぞれ下記の条件を満たしていなければいけません。

     

    専門医の資格認定条件

    1. 日本国歯科医師の免許を有する者
    2. 専門医認定の申請時に,継続して5年以上本会会員である者
    3. 当学会が定める所定の研修をすべて満たした者
    4. 下記の業績をすべて満たした者
    5. 研修施設において通算5年以上の認定研修を修了すること
    6. 研究論文を1編以上本会発行の学会雑誌「接着歯学」若しくは「Dental Materials Journal」 に発表すること
    7. 本会学術大会で1回以上演者として発表を行うこと
    8. 現在,接着歯科治療に携わっている者

     

    指導医の資格認定条件

    1. 10 年以上の専門医歴を有し,その間に本会発行の学会雑誌 「接着歯学」若しくは 「Dental Materials Journal」に3編以上の接着歯学に関する研究論文発表がある者.
    2. 5年以上の専門医歴を有し,その間に5編以上の接着歯学に関する研究論文の発表がある者. ただし,研究論文のうち2編以上は前号記載の学会雑誌に掲載され,そのうちの1編は筆頭著者 であること.
    3. 委員会の推薦を経て,理事会で承認を受けた者.

     

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